海の共同通信とは

設立の主旨

『海の共同通信』の目的は、地方沿岸部の集落やまちに、住民が主体となる活性化のプラットフォームをつくり、そこから活動を起こし継続することです。そのために、担当者が地域に入ってニーズを知り、住民を中心とした組織をつくり、計画を立てて実行します。また、行政、企業、研究機関、表現団体の人々と連携して、その多様な意見を集約し、計画立案と実施へ反映させます。

モノ・人・経済・文化の都市への集中が加速する中で、沿岸部の集落やまちでは、それに呑み込まれないための様々な取組みが行われています。しかしそれらの活動が成果を上げているかと言えば必ずしもそうではありません。その原因の一つには、人口減少や複雑化する流通といった問題に、地域単位の解決策が追い付いていないことがあります。また、海洋生物資源の減少や増え続ける海ゴミといった問題が、国を越えて多層化していることもあります。すべての原因が大きく立ちはだかり日常生活の中では対応できないという印象を生んでおり、地域住民は問題を自分の問題として考えることがなかなかできません。

私たちは、この打開には「身近で具体的で面白いことをまず始めてみる」のが重要だと考えています。原因は何か、障壁は何かといった分析から解決手段を模索し、まず実行に移し、検証し、続けていく。『海の共同通信』はそのためのプラットフォームを生み出すことに取組んでいます。

私たちは、このプラットフォームを『海のステージ』と名付けました。これは文字通り現実の『舞台』です。地域住民との協働作業で、海のロケーションを活かした手作り仮設野外舞台を建設・運営、そこで音楽・演劇・ダンスをはじめとする多彩なパフォーマンスを展開しています。
実際の『舞台』にこだわるのは、地域活性化という取組みの成果が非常に見えにくいからです。2018年5月に福井県小浜市田烏(たがらす)地区で展開した『海のステージ』では、海を臨む棚田に野外ステージを建設し、その美しいビジュアルと賑やかなパフォーマンスで地元住民や外から訪れた人にアピールしました。
また『海のステージ』の実行委員会には様々な年齢や職業の住民が参加しています。この場で、地域が抱える様々な問題を見つめ直し、忘れている伝統や人々の結びつきに再度注目しながら独自のアイディアが生み出されています。大きな問題の前で立ち止まるのではなく、まず一歩を踏み出してみることが何より重要だと考えます。


事務局・連絡先

住所 〒161-0033 東京都新宿区下落合 3-4-18
名称 一般社団法人 海の共同通信(法人番号:3010005025906)
連絡先 TEL: 03-5988-9131
FAX: 03-5988-9133
e-mail toiawase@uminotable.com
ウェブサイト http://uminotable.com/

理事会

代表理事 杉本 信昭
理事 有田 順子